2008年09月07日

ごろごろりんの一日です。

 暑い!今日も暑いです。なんか息苦しくなるくらい蒸し暑いです。

 そのせいかなんなのか、だるくて一日中ごろんごろんしていました。ずーっと寝床の上に転がってました。時間がもったいないけどどうにもならないです。

 部屋の中ほこりだらけ。掃除もしなきゃな〜とか思うけどやらないの。

 今週はCTやって、今後の治療についての話があります。ものすごい恐怖です。今の穏やかで幸せな普通の生活はもう一端おしまいなのかな?また新しい毎日が始まるのかな?今までは治療しながら普通に暮らしていましたが、これからは「闘病生活」になるのかな?

 友達からメールが来ました。私が苦しんでいる時に自分だけ楽しく過ごすことが心苦しい、って。

 ちがうんです。これはダメですよ。

 みんなそれぞれの自分の人生があるんですからね。自分の毎日を大事にしなきゃならないのはみんな同じなんです。私が悲しい時、一緒に悲しんでくれる友達は本当にありがたいです。でもね、あなたにはあなたの人生がある。

 あえて「他人」、「不幸」って言葉を使うけれど、他人の不幸に引きずられ過ぎちゃいけない、私はいつもそう思います。

 私だって、友達が痛みに苦しんでいる時に旅行に行ったり美味しいもの食べたりしました。それでいいんだと思います。

 私のことであなたの今日を台無しにしたくない。そう思っています。

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 突然ですが、クリームチーズが冷蔵庫に残っています。

 パンに塗ろうと思って買ったのですが、飽きてしまいました。ホットサンドに使ってみたけどなんだかイマイチ。とろけるスライスチーズの方があうみたい。

 なんか使い道ないですかね?超簡単なチーズケーキのレシピないかとちょっと検索したけど、面倒なのばっかし^^;。それか材料がないもの。オーブンもないし。なにかないかな〜。
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2008年05月16日

見てもらっちゃいました♪

 昨日今日はいつものパターンからすると、ワンクールで一番しんどい日。昨日はそれほどではないかなーと思っていましたが、今日はちょっとしんどいです。

 いつもこの頃は筋肉痛や関節痛が出るのですが、今日は関節痛があります。ひざが痛いです。それと、だるいです。今日はだるくて寝たり起きたりしています。

 食事を取ると気持ち悪くてしばらく寝ていて、ちょっと起きてはまた横になって、今日は一日そんな感じです。いずれにせよたいしたことはありません。

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 私、見てもらっちゃいました^^。

 何を?って感じですが。素頭の写真です。

 脱毛頭って、鏡を見ないと自分では見えないので、実は母が一番見慣れているのかもしれません、私の素頭。最初はあまり母にも見せないように、でもある程度は慣れてもらったほうがいいかなという思いもあって、結構気を使っていたのですが、だんだんどうでもよくなってきたというか面倒になってきて、家の中では結構素頭でいることが多いです。

 でも一緒に住んでいない弟妹や友達には見せたことありません。弟妹には見られてもいいんですが、最初に見られたとき、びっくりされたらイヤだから…。

 友達とも、これからも一緒に旅行に行ったり、温泉に行ったりしたいから、そんな時、見られてしまうこともあると思うんです。その時、ぎょっとされたくないんです。

 だから、一番一緒に旅行や温泉やスーパー銭湯へ行く機会の多い、幼馴染のピノコママに、脱毛頭の写真を見てもらうことにしました。

 携帯自分撮りで、ピースサインをして何枚か撮影しました。一番可愛く撮れたのを選んで、ピノコママへのメールに添付しました。ちょっと迷ったけど…えいっ!と送信。

 どんな反応が来るかな…とドキドキでした。しばらくして、可愛いよって返事が来ました。

 まあね〜ヘンだと思ってもまさか正直に「なんやねんアレ!」なんて返事は書けないだろうし^^;、まあ社交辞令なんだろうけど、でもほっとしました。

 ピノコママの一人娘ピノコちゃん7歳にも、見せて言い聞かせた方がいいね、って書いてありました。だから、写真を見て興味を持つのはいいよ、それが自然だと思うから。でも、このこと(脱毛)で私が悲しい思いをしていること、だから面白がらないで欲しいこと、それさえ分かってくれたらいいよ、って返事をしました。

 ピノコちゃんは私が病気で髪が抜け、ウィッグを使っていることは知っています。私がいくつかあるウィッグに愛称をつけ、くるくるカールのえびちゃんウィッグ、眞鍋かをり風かをりちゃんウィッグ、そして茶髪のヨン様ウィッグと呼んでいることも知っていて、茶髪ウィッグをつけて行くと「ヨン様や〜!!」と大喜びします^^。

 私に気を使いながらも興味深々で、ウィッグについていろいろ訊いてきます。すごく可愛いです。

 人生には楽しいことばかりじゃなく、病気やそれに伴う脱毛もそうだしいろんな不便なこともあるけれど、でもそれはそれとして受け入れるべきは受け入れて日々を生きていかなくちゃならないこと、うまく言えないけど、そういうことを7歳の心で受け止めていってほしいなって思います。

 これからも、機会があれば、脱毛頭の写真、友達に見てもらおうかなって考えています。それからウィッグであることも積極的にカミングアウトしちゃおうかなと。影で「あれ、ヅラじゃない?」なんていわれるほうがイヤだし…。ま、相手によるし、難しいけど、いろいろ考えて、生きやすい方向へ持っていこうと思います(ちょっとオオゲサやけどね^^)。
posted by よぎょ at 21:10| 大阪 | Comment(18) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

三連休のなか日です。

 世間様では三連休の中日です。明日は成人の日ですか。私が成人式を迎えたのは○×年前ですね^^。1月15日でした。今も女性のほとんどは振袖姿なのでしょうか。お天気がいいといいですね。

 今もそうかわかりませんが、私の頃は女性のほとんどは振袖姿。成人式後には写真館へ行って記念写真、それはお見合い写真として使われる(いや使う人もいるってだけだけど)。そんな感じでした。

 若かった私は、成人を迎えて最初にすることが、着飾って出かけてお見合い写真を撮ることなのか?って反発してまして、市からの招待状にも「平服で」とあるし、普通のセーターとスカートで行ったのでした。一緒に行った友達はスーツでした。ホント若かったのね。振袖着て普段と違う自分を楽しめばよかったのに、って今では思います^^。

 あの時、会場に来ていた青年たちは、みんなおじさんに見えたなあ。スーツ着てたからかな。わあ、おっさんばっかし、って思いました。今の私が見たら子供に見えるんだろうな。

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 ちょっとショックなことがありまして、凹んでおります。乳がんが見つかって、入院して手術受けてホルモン療法受けて、でも何とか平常の日々を取り戻したら次は胃がん。また入院して手術受けて化学療法受けて、何とか前を向いて歩き出したら再発。とても飲み込めないような大きくてぎざぎざしたものを無理やり飲み込んで、またよろよろ歩き出したところ、「腹膜播種」の言葉。なんとか対応して行こうと覚悟を決めかけていたらまた…。

 険しい山をようやく越えて、さあ頭を上げて進んで行こうとしたら空からでっかい隕石が降ってきてゆく手を阻む。その上をなんとかかんとか乗り越えて、さあまた歩き出そうと立ち上がりかけたら目の前には大きな谷が…そんな感じ。はっきり言ってもううんざり。もうくたびれた。

 でもね…これががんになるってことなのね…。がん患者のことはがん患者でなければ分からない、とは言いたくないんだけど、でも、やっぱり経験して初めて分かることもあるみたいで…。いろんなことが分かってきた気がします。厳しい状況にいた(いる)友達が言ってたこと、書いてたこと。こういうことだったんだな…って。

 これががんになるってことだから、これからもこういうことが何度も何度もあるんだろうな。次々と困難がやってくる。空から隕石が落ちてくる。でもそのたびに乗り越えるなり迂回するなり隕石を破壊するなりちょっと後退してみるなりして、自分で対処していかなくちゃならないのね。

 今なんとか考えているところ。戦略を練っているところ。

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 ね、ちょっと気になることがあるんだけど〜。
タキソールで脱毛して、鼻毛もまつげもなくなっちゃったら、花粉の季節になったらどうなちゃうんだろ?私、花粉症なんです。特に鼻炎の症状が強いの。今年は平年並みか多めだって言うし。早めに注射とか薬とかもらった方がいいのかな?化学療法受けながらでも大丈夫かな?Drに相談してみます。
posted by よぎょ at 20:12| 大阪 ☀| Comment(20) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

「克服」と「壮絶」。

 今日は家にいました。抗がん剤が抜けて元気なはずなんですが、なんだか腰痛が致します。昨日クリスマスイブだというのにちょっくらネットカフェに行って(友達と別れた後です)マッサージチェアで腰のマッサージやりすぎたかな。

 今日もなんだかのTV番組を新聞の番組表で見かけたんですが。「がんを克服」。私、なんか気になります。何を持って「克服」っていうの?

 がんを報道する時に決まってつけられるのが「克服」と「壮絶」。「克服」とは、「努力して困難な状態を乗り越えること」。「壮絶」は「非常に勇ましく激しい・こと(さま)」。うーん、全く当てはまらないわけじゃないけど。

 じゃあ私は?乳がんは再発していないけど、そして仕事にも復帰したけど(今は無職ですが)、私は乳がんを克服したの?

 乳がんは10年が一応の目安。でも10年以上経ってから再発した人を知っています。術後の補助療法が一段落して仕事やそれまでやってきたことに復帰したらそれで「克服」なのかなあ。多くの人は、普通に生活を送りながらも再発の恐怖を抱えていますよね。ステージ1で再発した人を知っているし、ステージ2,3でも自分の再発の確率が低くない(低い・高いの基準はありませんけど)ことを知りながら毎日を生きている。私は「困難な状況を乗り越え」たのかなあ。TV番組などで簡単に「克服」なんて言って欲しくないって言ってた患者仲間がいました。

 「壮絶」。がん闘病には必ずつけられる言葉ですよね。私自身がまだそれほどきつい闘病を経験していないのでそう感じるのだと思うのですが…。闘病のすべてが「壮絶」なのかなあ。

 がんとの闘いは厳しいです。「もうがんは痛くない」なんて耳にすることがありますが、本当ですか?痛みに苦しんでいる友達がたくさんいます。でも一律に「壮絶」ってつけられると、違うような気がします。少なくとも私は今まで「壮絶」な闘病は経験ありません。

 がん患者の多くは「克服」と「壮絶」の間にいるんじゃないでしょうか。がんの早期発見キャンペーンのせいなのか、「がんは早期発見できれば怖くない」→早期がんは切れば治る。もしくは「がんは不治の病」→DETH。そのどちらかだと思っている人が多い気がします。

 違いますよ〜。治るか治らないか分からない、再発するかしないか分からない中で、不安を抱えながら、治療の副作用や術後の後遺症をなんとかかんとかしながらできるだけ普通の生活を送ろうとしている人が多いのではないでしょうか。

 「壮絶」「克服」の言葉にふさわしい闘病を送った、送っている方も少なくないとは思います。でも私はどちらも当てはまらない。これからしんどい状況に入っていっても、「壮絶」なんて言われたくないな(まあどう言ってくれても気にしないけどね)。ただ「壮絶」「克服」が人の目を集めるために使われている言葉だとしたら、なんだかなあ〜って思うのです。

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 イブの方が圧倒的に盛り上がりますが、本日がクリスマス本番。母と二人なので、いちごのショートケーキ食べました。夕べは(美味しくない)スーパー惣菜のチキンを食べました。クリスマスプレゼントは幼馴染ピノコママから、なんばグランド花月のチケットをいただきました〜♪♪ピノコちゃん6歳がそろばん塾のパーティの抽選会で当ててきた(3Lの卵100個!)でっかい卵のおすそ分けも頂いてHAPPY〜♪☆

 みなさま幸せなクリスマスの夜を…☆☆☆
posted by よぎょ at 19:59| 大阪 ☁| Comment(20) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月22日

雑談です。

 毎朝起きると考えてしまう。勤めに出てたときは朝は忙しくて眠くて、何も考える暇がなかったけれど、今は家にいて、いつ起きてもいいので、蒲団の中でいろいろ考えてしまう。「考えない作戦」で行くつもりだけれども、でもやっぱりちゃんとこれからのことも考えて、想定に入れておかないと、いざその時が来たら対応できない。いつも書いているけれど、自分の立っている場所を確認しないと前へ進めない。足元が凍っているならすべらないようにゆっくりすすまなきゃならないし、水溜りがあれば避けて通りたいし、雨が降っていたら長靴を用意して、日差しが強いようならあらかじめ日焼け止めを塗っておきたい。

 これからどうなっていくのか、だいたい予測はつきます。本当にそうなっていくかは分かりませんが、再発した友達がたくさんいますから。私も同じような道を行くのかそれは神様だけがご存知の域。でも出来るだけの準備はしておかなくちゃ。

 とかシリアスに考えることもあるのですが、24時間そんなことばかり思ってるわけじゃ全然なくて、年末はみんな忙しくて誰も遊んでくれないので(掃除すればいいんですが)家でゴロゴロしています。土曜日曜は私の好きなお笑い番組がたくさんあるのでずっとTVを見ていました。明日は楽しみにしていたM-1グランプリですよ。私の予想は笑い飯なんだけどどうでしょう?

 紅白歌合戦の曲目が発表になりました。赤組で、曲のタイトルを見て歌を思い出せるのは「待つわ」「津軽海峡・冬景色」「あの鐘を鳴らすのはあなた」だけですよ。我ながらすごい!まったく時代についていけてない!!白組では「千の風になって」「帰ろかな」「弾丸ファイター」「ルビーの指輪」「きよしのソーラン節」「君は薔薇より美しい」「そして、神戸」「さそり座の女」以上です。懐メロ大会か!でもかろうじて今年はやった曲目も入っているでしょう?スマップとか^^;。

 そして!お正月は箱根駅伝を見なきゃ!!「強く風が吹いている」買おうかしら。

 家にいるので何も書くことがないです。なら書かなきゃいいんですが、まあせっかくほぼ毎日更新なので、習慣で^^。

 私は元気です。便秘がひどくてそれがイヤだけど。だって今日で3日出てないのよ〜。マグミットさんも飲んでるのに。下のほうまで来てるのになあ。
posted by よぎょ at 21:58| 大阪 ☔| Comment(13) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

うれしいけどいろいろ悩みます^^。

 今日は弟が帰ってるので弟運転の車で母と3人でスーパーめぐりしました。帰ってきて大量に買い込んだ食料品やらトイレットペーパーやらを、冷蔵庫や物置に片付けたらなんかくたびれてしまいました。んで仮眠。今日は一日寝てばっかり。

 今朝ガス屋さんに来てもらって、お風呂のガス直してもらいました。これまで追い炊きが出来ないので、シャワーで済ませたり、お湯を貯めて使っていたので、さめたらいけないのでさっさと済ませていました。これでやっとゆっくり湯船に浸かれるよ〜。このごろ寒いもんね。

 昨日とってもいい結果をもらいました。一安心です。でもがんっていつになったら完治って思っていいのかわかりませんよね…。

 あまり「死」って字をつかうのってよくないのかな。なるべく使わないようにしてるんだけど、使わなきゃ回りくどくて。ハリー・ポッターのヴォルデモードみたいに「例のあのひと」みたいに言っててもしょうがないし。嫌な気持ちになる方、スルーしちゃってください。

 私は自分の胃がんがスキルスタイプだって分かって、早期じゃなく進行がんだと分かって、卵巣にすでに転移があると知って、死ぬと思いました。術後ずっと毎朝「私は死ぬんだなあ」って思っていました。それは恐怖というより、ピンと来ない自分に言い聞かせるように。

 でも何ヶ月も経つうちに、ほぼ普通の生活が出来る自分に慣れてきて、そういうことはあまり考えなくなっていきました。それでも折に触れ、自分の5年生存率(ネットなどで調べたやつ)を思い出し、過剰な期待をしないように自分をいましめていました。

 術後2年前後の頃、とても不安でした。2年で再発した友達を知っているからです。怖かった。でも今は2年半を過ぎ、先日の検査でDrをも驚かせるようないい結果をもらい、新たな希望がむくむくとわいてきました。

 私の通っている病院の胃がんステージ4の5年生存率は8%です(HPに記載されていました)。私はその8%に入れるかもしれない。ただしこれは無再発生存率ではないので、完治率はもっとずっと低いのだと思います。でもそれにも入れるのかもしれない…。

 けれど昨日のDrもおっしゃってました。まだ安心はできないと。何度も書いていますが、私は何事にも心の準備が必要なタイプです。アドリブに弱く、いつも最悪の事態を想定に入れておかなくてはならないのです。ぬか喜びは絶対イヤ。不意打ちには対処できない。

 今は、これからもずっと生きていける場合と、そうでない場合と、二通りの人生プランのようなものを考えていこうと思います。どっちも楽じゃないと思うけど(健康な人だって、生きるって楽じゃないもんね)。

 こんな書き方すると語弊を招きそうだけど、過剰な希望を持たず(希望を棄てるんじゃないですよ!!)、ゆるみがちな覚悟の紐の端っこはいつもしっかり握っていようと思います。いつでもきゅっと締めなおせるように。

 昨日はたくさんコメントありがとうございました。今後どうなっていくのか分かりませんが、がんばるぞー!!!と力が沸きました手(グー)
posted by よぎょ at 20:38| 大阪 ☁| Comment(22) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

働きマンを読みました。

 今日は遊び疲れが出て(そりゃそうだ!遊びすぎ^^;)、ぐっすりお昼前まで眠っていました。それから友達とランチ。夏野菜のトマトソースパスタと焼きたてパンを食べました。おいしかったわ〜。休薬も後半、くたびれてだらだらしていますが、でも体調は悪くない。食事がおいしい。食欲もある。うれしいな。こんな日が続くといいな。

 ブックオフで安野モヨコの「働きマン」1〜3巻を買ってきて読んでいます。この人の漫画って食わず嫌いだったのですが、ネットカフェでパラパラ読んで面白かったので買ってきました。

 ウィキペディアによると「主人公の松方弘子は28歳独身。そして、週刊「JIDAI」編集部の女性編集者である。弘子は編集長や上司や同僚たちと一緒に右往左往しながらもいい雑誌を作る為に日夜奮闘する。寝食を忘れ、恋人との逢瀬もままならず、ジレンマに悩み、誰かとぶつかり……。それでもいい仕事をする為に、弘子は職場で、取材で、「働きマン」になる。一所懸命に働く人に、男も女も関係ない。弘子や彼女に関わる人々を通して「仕事とは」「働くとは」を描いた漫画である」。

 「働く」にもいろんな形があって、家事・育児も労働ですが、ここでは「稼ぎ」を伴う「仕事」がテーマになっています。私は独身ですので、育児やハウスキーピングなどはしたことないので、そういう本を読んでもなるほどな〜とは思うけれど、共感を抱くことはあまりありません。でもこの本はとっても共感できました〜。

 私は今は仕事してませんが、胃がんが分かって入院する直前まで仕事していました。○×年間がんばってきました。そのころに比べれば、今はぜ〜んぜん全く何にもがんばってません。

 仕事は私にとってつらいしんどいものでした。いいことよりもつらいことのほうがずっとずっと多かった。いつもやめたいと思っていました。でもいつも職場では仲間に囲まれていたのでなんとかやってこられました。

 私は○×年の間に何度も転勤や配置換えを経験しました。でも少数の例外を除いて^^;、どこでもおおむねうまくやっていました。私は人見知りをするし、順応力も低いし、新しい環境にすぐになじめる性格ではありません。でもなんとかやってこられたのは、職場のみんなが私を受け入れ、仲良くしてくれたからです。

 この漫画を読むと、私もがんばっていたなあって思い出します。この主人公のように、寝食を忘れることはなかった、職場に泊まることや徹夜で仕事することもない仕事でしたけど、朝6時半に家を出て、帰りは夜9時半とか、実働一日12時間とかの時期もありました。世間的には楽していると思われている職種です。給料はめっちゃ安いです。それでも私なりに誇りを持って働いていました。

 確かに仕事をやめたかった。仕事をやめて、友達に会ったり、おいしいものを食べに行ったり、映画を見たり本を読んだりコンサートや美術展に行ったりしたかった。それがこんな形で叶うなんて。全然うれしくないっちゅーの。私としては、宝くじに当たるとか(買ったことないけど)大金持ちと結婚するとか(絶対無理)、非現実的な幸運に恵まれてそうなることを夢見ていました(←アホや)。

 嫌だけど、純粋に経済的な問題で、来春から仕事しようと思っています。以前の職場も声をかけてくれます(ありがたい)。治療を受けながらちゃんと仕事ができるのか。他人のフォローは期待できません。どんな職場でもみんな自分で精一杯。出て行ったら100%の仕事が待っていると思います。お金を稼ぐということはそういうことだと思っています。でももちろんがん治療を受けながら仕事をがんばっている人はたくさんたくさんいますよね。

 退院したとき、先行きが全く見えず、どうしていいのか分かりませんでした。どうせ後数年だろうと思っていたので、経済的なことなんて考えませんでした。でも今、思いがけなくほぼ普通に生活できています。そろそろ先のことも考えなくちゃ。

 私はステージ4の転移ありの難治がんの進行がん患者です。ステージ2のがんもあり、そちらの再発の可能性も抱えています。5年生存率の数字ももさびしいものです。それでも、社会に出て行かなきゃならない時期が近づいています。幸い今現在元気です。これからは、具体的には何も考えていないですが^^;、仕事を始めるためのリハビリも始めようと考えています。
posted by よぎょ at 22:06| 大阪 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

夏のサンダル。

 昨日の記事にコメントありがとうございました。ほぼ良好な結果でした。私もホント気が抜けました。

 私は胃がんが分かったとき既に転移ありのステージ4。これってかなりやばいんちゃうん?だのに2年以上経って検査のたびにびびるけど今までいつも結果無問題。どうなってんの?私って。

 こんなにいつまでも結果がいいと(もちろんいいほうがいいのだけど)、しめたはずの覚悟の紐がゆるんできてしまいそうです。

 私はいつも言っていますが、最悪の事態を想定して心の準備をしないとやっていけないタイプです。今までも、下腹が張っている時点でまだ検査を受ける前から卵巣転移を想定にいれていました。人間ドックの胃透視で異常を告げられた時、大丈夫だとは思っていましたが、それでも一応胃がんの可能性をを頭にいれていました。

 そうやって今までなんとかかんとかやってきたのですが、2年を無事に過ぎたころから、消したはずの希望の芽がむくむくと顔を出し始めました。

 希望をすべて捨てたわけじゃありません。でも捨てざるを得なかった希望、押さえつけていた希望があります。それが起き上がってきつつあるのです。いいことでもありますが、私にとってそれは警戒すべきことでもあるのです。

 本当のことを言って、今まで私は自分の完治を信じていませんでした。完治の可能性があることは信じていましたが、その確率はとても低いものだと自覚がありました。10中8.9、5年以内だなあと思っていました。

 それがこんなに何事もなく過ぎていると、完治するのかも?という思いが抑えきれなくなっています。みなさんはいい事だと思ってくださいますよね?でも私は怖いんです。安心しきっている時に新たな転移が見つかったら?私は対処できなくなる。

 今回のことだって、のん気にどうせ何でもないだろ〜なんて(ドキドキはしましたが)検査に臨んだら、担当Drが挙動不審(?)でびっくり。ゆるんでいた覚悟の紐を締めなおすはめになりました。

 油断したらあかん油断したらあかん。覚悟と希望を併せ持つために、油断したらあかん。

 これは病気に振り回されて生きるとか、怖がって生きるとか、常に病気を意識しているとかそういうことじゃなく、なんていうかなあ、心構えの問題なんです。普段は病気の事なんか忘れて元気に生活して、でももしもの時の事を忘れない。心の準備がいつでも出来るようにスタンバイだけしておきたい。どういったらいいのか分からないけれど…。

 せっかくいい結果が出たのに暗めの記事になったのは、悲しいことがあったからです。同病のブログ仲間がまた一人旅立って行かれました。ホスピスに入ってらして、奥さんが代わりに更新されていたので、分ってはいたのですが…。

 その方とは私がブログを始めた当初数度コメントのやり取りをしただけなんですが、私はそれまで乳がんの患者さんとの付き合いがほとんどで、がん患者といえば女性ばかりだったんです(乳がんは少数ながら男性もなりますよ)。私には(変な言い方ですが)その男性患者さんがなんだか新鮮でした。とても悲しいです。

 昨日、夏のサンダルを買いました。再値下げとかでかなりいろいろ安くなっていました。ヒールが低くて歩きやすいもの。5250円の考えていた予算ギリギリ^^;のを買いました。今日試しに履いて郵便局まで行ってきましたが、ちょっと靴擦れしそうかなあ。でも慣れですよね。

 この靴を履いて、この夏遊びに行こうと思ってます。今年の夏ももうそう長くないけれど、検査の結果がよかったから、来年の夏も履けるように、新しいサンダルを買うことにしたんです。今日書いた事と矛盾するようですが、来年の夏もあることを信じて(でも来年にはもし何事もなければ仕事しようと思ってるんですよね〜だから来年はあんまし遊べないや〜)、今年の夏を遊び倒そうと思っています。

 なんか今日の記事、なんやねんて感じですね^^;。
posted by よぎょ at 22:04| 大阪 ☀| Comment(24) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月22日

気持ちを伝える。

 暑いですね。室温31度。でもこれからもっともっと暑くなっていって、最高気温34度とかになっていくんですよね。ああイヤだイヤだ。

 私が常々自戒していることの一つに、がん患者だからといって人の言うことにいちいち神経質にならない、って事があります。相手に明白な悪意がなければ気にしない。言われたことに腹を立てても、言った人を悪く思わない。

 こういうと「悪気がなければ何言ってもいいのか!」って言われそうですけど。でも私は出来る限り気にしないようにしています。

 近所に失明した人がいました。父が何気なく「桜のきれいな季節になりましたね」というとその人は「そうでんな。私には見えまへんけど!」と言ったんです。たしかに父の失言です。でも父にしてみれば、ただ何気なく挨拶のつもりで言っただけです。けれど相手にしてみれば、傷つく言葉だったのでしょう。

 もう10年以上前ですが、母が脳腫瘍の手術を受け、片耳が聞こえなくなりました。当初母はトゲトゲして、「どうせ私は耳聞こえへんのやから!」とことあるごとに言い、「なんでこんなことになったんや」って嘆いてばかりでした。母の気持ちも分るけど、こちらもついイライラしてケンカもしました。で、「そんなん言われたら私は何にも言われへんようになる」って言いました。母はハッとしたようでした。悪いと思ったけど、こちらもどうしようもなかったんです。それからあまり耳のことで突っかかってくることがなくなりました。

 私もいろいろ「え?」って思うようなこと、言われることがあります。でもね。気にしても仕方ない。がんについて無理解な言葉があっても仕方ない。身の回りにがん経験者が見つからなければがんについて知らないのは当たり前。自分だって世の中のすべての病気について理解しているか?病気以外の、いろんな問題に対して理解があるか?ないのが当たり前。

 泉谷しげるの歌で、「春のからっかぜ」というのがあって、歌詞が好きなんです。「言葉が足りないばかりに相手に自分を伝えられず 分ってくれない周りを恨み自分が正しいと逃げ出す」そういうことだと思うんです。分ってもらえないのは、分ってもらう努力が足りないんじゃないのか?分ってもらおうとしたら、それなりの努力をしなきゃ。それをしないで分ってもらえない!って周囲をうらんで自分は悪くない、傷つけられた!って逃げてないか?

 もちろん私も、分かってもらえないのは私の言葉が足りないからだと思って、一生懸命説明したけれど、結局伝わらなかったこともあります。でも、語弊があるかもだけど、相手に私の気持ちを理解する義務はない、こちらからお願いして分ってもらえるように努めるんだ、って考えるようにしています。まあその時はめっちゃ頭に来たけどね!

 それとこの頃思うのは、傷ついた時、傷つけた方が一方的に悪いんじゃないって事。なんでもないことに傷ついた自分の方に問題があるかもしれないってこと。例えばTVで大食い番組、グルメ番組を見て、あまり食べられない私が悲しくなって傷ついたとしても、それはTVに責任があるわけじゃない。私が私の中で決着をつけなきゃならない問題なんです。周りが子育ての話題で盛り上がっていて、私が卵巣がなくて血の繋がった子を持てなくて悲しくなっても(実際はそんなことで全然傷つかないけどね!)それは私の中の問題。

 そうでなくては世間で生きていけないよね^^。がん患者の中だけで暮らしているわけじゃない。いろんな悩み、苦しみ、ストレスを抱えている人々の中で生きているんだもの。がんは孤独な病気ですよね。孤立感を感じる時、自分で扉を閉じていない?傷つかないように、他人が入ってこないように、自分でバリケードを築いていない?考えるようにしています。

 ある本に書いてありました。自分は自分の人生において主人公だけど、自分以外の人生においては脇役なのだと。どうしても自己中心になり勝ちな私はいつも心においておかなきゃな、って思っています。な〜んて実際は全然できてないけどね!今日の記事はちょっとえらそうですみません。いろんな考えのかたがあります。これは私が思うこと、なのでご容赦を〜。

 うふふ、あしたはちょっとドキドキのお出掛けなのよ〜♪

 
posted by よぎょ at 21:58| 大阪 ☁| Comment(24) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

七夕。

dakimakura.jpgke-ki.jpg 

 暑いですね。参ります。

 今日は友達とちょいと遠出のショッピングに行きました。店内の数箇所に七夕の笹飾りがあり、客が自由に短冊に願い事を書いて吊るせるようになっていました。私は去年の七夕を思い出しました。

 去年の今頃。外来に行ったらロビーに七夕の笹飾りがありました。幼い字で「お父さんのびょうきがはやくなおってたいいんしますように」とか書いてあるの。泣かせる…。

 丁度その頃同病(スキルス胃がん)の友達二人が具合を悪くしていたので、私も願い事を書きました。「peeさんの病気が完治しますように」「Yさんの病気が完治しますように」。

 その後行ったデパートにも同じような七夕飾りがしてあったので、そこでも同じことを書きました。

 けれど七夕の数日後、Yさんはお星様になってしまいました。そしてpeeさんもそれから半年と経たずにやっぱりお星様になってしまいました。

 七夕の短冊にお願い事を書いたからって願いが叶うと本気で信じていたわけではありません。それでも、裏切られた気持ちでした。

 スキルス胃がんの友達が数人いました。でも2年くらいの間にみんなみんないってしまいました。私一人だけがなぜか生き残っています。

 今はまた新しく同病のお友達も出来ました。部位の違うがんのお友達も沢山います。その中にもやっぱり今具合を悪くして苦しんでいる人が何人もいます。その人たちがよくなるように、短冊に書いてつるそうかと思いました。迷ったけど、結局やめにしました。

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 今日はランチ食べ過ぎました。1500円のチョビッと豪華ランチで、エビのトマトソースパスタとパン、オードブル(美味しい〜)とたっぷり紅茶とデザート。美味しくて、パスタほとんど残さず食べてしまいました。パンは残したけど。そしたら後から出てきたデザートのケーキ(選べます)、めっちゃ美味しくて(写真右)…。お腹が苦しくなってきたんですがどうしても残したくなくて、食べちゃいました。お腹破裂しそう…。夕ご飯も食べすぎたし〜。下痢が治まったら急にすごい食欲です。

 写真左は今日買ってきた抱き枕。前から抱き枕欲しかったんですよね。でももし使い心地よくなかったら、あんな嵩張るもの邪魔になるし…と思って二の足を踏んでいました。でも欲しい〜。

 ロフテーとかの抱き枕が欲しかったけど、8000円くらいするんです。だからこの1980円のバナナ型抱き枕にしました。洗濯出来ないからカバー作るか?でもそうしたらせっかく可愛い黄色が隠れちゃうし〜第一面倒だし〜。よだれつけないように気をつけなきゃ^^。

 明日から有馬温泉に1泊で行ってきます〜。
 
posted by よぎょ at 23:58| 大阪 ☀| Comment(18) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

成り行きまかせで行きます。

 今日はどうもだるいですバッド(下向き矢印)。なんでかなあ。まだ副作用が出るには早いのになあ。急に暑くなったから風邪気味なのかなあ。だから今日は寝たり起きたりしています。

 鞄カバンの中をごそごそしていたら、4月に東北へ行った時、山寺立石寺で引いたおみくじが出てきました。

 私はおみくじでも、おみくじだけというのはいやで、お守りつきのがいいんです^^。なんかお得感があるじゃないですか。で、これは「幸運おみくじ」200円。縁起物8種類のうちの一つが入っています。巾着 クローバー 貝 馬 鳩 桃 鍵 扇 の8つです。クローバーって…ってちょっと思いましたがま、いいですね。ちなみにクローバーは「幸福到来、身体健全」を意味するそうです。

 私のは「鳩」でした。意味する所は「幸福到来」「交通安全」です。「貝」の「良縁成就」がよかったな〜^^;。

 で、内容ですが、これがなかなか考えさせられる、微妙に私にあったものなんですよ。

 まず「吉」でした。うんうん。運勢は
☆「一見風任せという批判も受けるでしょうが、今の運気では主義主張をはっきり出さない方がよい。面子に拘ったり、我を張ると失敗します。むしろ成り行き任せがすんなりと事を運びます。「運を天にまかせる」小さなことにこだわらず、すべてにおおらかな気分で対応しなさい。☆
と、こうです。なるほどね〜。

 仕事運は、☆相手の調子にあわせてていくうちに次第に好転してきます。焦っては損。交渉ごともじっくり時間をかけて☆

 愛情・縁談運☆成り行きまかせという自然体がよい。縁談は長引いて長引いてやがてまとます。吉。☆

 健康運☆今は順調。この調子で無理はしないこと。病気も自然に回復のきざしあり。万一心配なら名医に相談せよ。☆
 
 学業☆予想外にいい結果が出る。これまでの努力を続ける事が何より。☆

 こんな感じです。とにかくキーワードは「成り行きまかせ」「風まかせ」ですね。余計なことを考えず、このまま風見鶏の如く風吹くまま気の向くままがいいってことなんでしょうね。

 仕事も相手に合わせる。縁談も成り行きまかせ。健康もこの調子。学業もこのまま。新しい事はなんもせん方がいいってことみたい。でもさー。縁談揺れるハートの、「長引いて長引いて」ってなんで2回も繰り返すのさダッシュ(走り出すさま)

 やっぱり気になる健康運。これが特に当てはまる気がします。今は順調ですもんね。無理しなければ病気も自然に回復かあ〜。でも最後の「名医に相談せよ」ってのは逃げ入ってる気がしますね^^。もしおみくじ信じて自然回復すると思い込んでて重症化したら困るもんねー。

 私、占いの類は信じません。てかあまり好きではないのです。なぜなら、占いでいいこと書いてあると「うそばっかし!パンチ」って思うし、悪いことが書いてあるとなんか気になるバッド(下向き矢印)からです^^;。イエス・ノーの性格判断とかは好きなんですけどね〜。昔流行った動物占いとかも好きです♪今日の運勢とかが苦手なんですよね。悪いことかかれてたらとっても気になるのたらーっ(汗)。信じてないって言って、これってやっぱり信じてるのかしら〜?

 でもこのおみくじはなかなか感慨深かったです。そっかー成り行きまかせね。よっしゃそれで行こーダッシュ(走り出すさま)
posted by よぎょ at 23:49| 大阪 | Comment(16) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

乳がん患者会に行ってきました。

 今日は私が加入している乳がん患者会の集まりに行ってきました。
 
 場所はクレオ大阪、元気工房といいます。患者会会員だけでなく、乳がん患者さんやそのご家族ならどなたでも参加頂けます。おしゃべり中心で、体験談や不安な気持ちを話したり聞いたりします。今日は会員5名、非会員2名計7名の参加でした。

 私は1時間遅れて入ったのですが、今日はMLDセラピストによる乳がん治療中のスキンケアの講義中でした。アロマオイルのお話とか、乾燥肌対策、リンパ浮腫についてなど勉強しました。

 せっかくの役に立つお話だったのですが、途中からしか聞いていないし、メモも取っていないので…。紹介できません、すみません。

 そのほかには、薬の副作用の話、ホルモン療法による更年期障害の話、医療格差の問題、かつらの話、などなどいろんな話題が出ていました。

 まだ術後すぐの非会員の参加者の方が、今はまだ病気の事で頭が一杯だ、時間が経てば病気の事を考えずにすむ日が出てくるのか?って相談がありました。乳がんは10年以上経っても再発される方がおられるから、病気の事は忘れられないし忘れてはいけないと思う、でも時間が経てば、自分の中で病気の事を考える時間は少なくなっていく、って話になりました。

 私もそうでした。乳がんのしこりを見つけた時からずっと病気の事ばかり考えていました。退院してからも、退院してからの方が、かも知れません。ずっと心は不安定でした。でも放射線治療を受けながら仕事に復帰して、ドタバタと日々を送るうちに、病気の事を考えない時間がだんだん増えてきました。

 私は乳がんではホルモン療法のみで、抗がん剤はしていなかったので、またホルモン療法でも更年期障害のほかはたいして副作用もなく、リンパ浮腫もなく、乳房温存で型崩れもほとんどなかったってこともあると思います。ステージも2Aで、一応は早期がんでしたし。仕事の悩みの方がずっとずっと大きかったです。

 そんな日々を1年半強送った頃、人間ドックでひっかかり、スキルス胃がんが判明しました。また一からがんとのお付き合いの始まりでした。

 胃がんは既に転移ありのステージ4、たちの悪いスキルスタイプ。手術が出来たのは本当にラッキーでしたが、希望を持てるような状況ではありませんでした。

 胃がん術後2年。とっても元気。でも仕事をやめ、人生は一変しました。だから今は病気の事考えない日はありません。もちろんそればかり考えて嘆いているわけじゃないんですが、自分が日本人である、女である、関西人である^^、っていうのと同じように、自分はがん治療中である、ってのは常に意識の何処かにあります。自分と切り離して考える事は出来ません。

 繰り返し書きますが、別に嘆いてばかりいるわけじゃないんですよ〜。日々をエンジョイしております。泣き顔より笑顔の方が圧倒的に多い毎日です(眠そうな顔の方がもっと多いけど)。

 さ、お風呂入ってこようっと。
posted by よぎょ at 22:04| 大阪 ☁| Comment(18) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

生まれ変わるなら?

 今日はまずまず快調グッド(上向き矢印)!でした。でも・・・ちょっとスーパーに買い物に出て、その後買ってきたショートケーキと、それがちょっと濃厚だったから朝の残りのそうめん少しだけ食べたら…。お腹痛いよ〜もうやだ〜(悲しい顔)。下痢とかはしないんだけど、気持ち悪い〜バッド(下向き矢印)。休薬丁度半分来たのに、薬もすっかり抜けてるはずなのになんで??考えると凹むので話題を変えましょう。

 昨日は私の幼馴染ピノコママとピノコちゃんが一緒でした、ピノコママが車で迎えに来てくれました。ピンポーンと呼び鈴を押して玄関に迎えにきてくれたのがピノコちゃん6歳。私の顔を見るなり「○△ちゃん(私の事)はどうして結婚しなかったの〜?」「いきなり何よ〜あせあせ(飛び散る汗)?」「ねえねえどうして?」「あなたのパパみたいな素敵なひとが見つからなかったからよ」「うそだあー結婚したくなかったんでしょ?ママが言ってた」

 どうしてそういう話になったのかピノコママに訊いてみました。すると、ピノコちゃんがあまりにママママ言って、ママちゅーしてちゅーして!ママ私と△◇ちゃん(友達の美少女)とどっちが可愛い?などとしつこいので、そんなにしつこく言われると「重い」。男の人もあんまり「キスして〜」とか「あの子と私とどっちがきれい?」とか始終言われると重い、って逃げていくよって話したそうです^^。

 で、ママは夫を見つける為に努力した、って言ったらピノコちゃん「どうして○△ちゃん(私です)にそのやり方を教えてあげなかったの?」と言うのだそうです^^;。で、結婚したくなかったのかもしれない、結婚するのもしないのも、子供を持つのも持たないのも、それはその人の自由だ、だからあなたも自分にあった生き方を見つけなさい、と説明したそうです。するとピノコちゃん6歳の頭の中には「○△ちゃん(私だ)が結婚したくなかった」だけが印象に残ったようです^^;。

 そのあと、生まれ変わったらどんな人生がいい?って大人二人の話題になりました。私は、今回は結婚しない人生だったので(イヤこれからするかもだけどダッシュ(走り出すさま))、次は早くに結婚して子供も持ちたい。その為に勉強していい大学に入ってコンパしまくるムード!^^。ピノコママは、勉強はそこそこにして、短大に入って5〜6年仕事して、それから結婚して専業主婦になる、って言ってました。

 では私は次の次生まれ変わったら、今度は仕事に生きたい。今生では仕事嫌でしょうがなかったので、仕事が大好き、仕事が楽しくてしょうがない人があこがれです。だから大好きな仕事を得て、その道に邁進したいな。んでんでその次はセレブになるのもいいな〜ハリウッド女優とか??^^。ピノコママとそれもいいねえ〜なんて笑っていたら、後部座席からピノコちゃんが「私は今の人生でいい!」って。

 大人二人で「当たり前でしょ!!あなたの人生はまだ始まったばかりよ!!」って叫びました^^。いいなあ、ピノコちゃん、あなたはまだなんにでもなれるし何でも出来る可能性を抱えきれないくらいに持っているのよ。その中からあなたにあった、素敵な人生を選び取ってね。

 私がこのトシでこんな病気になるのが避けられない運命で、それがもし最初からわかっていたらどんな人生を送っていたかな?10年くらい働いてあとは適当にバイトしながら遊びながら暮らすかしら。それとも出来るだけ早くに結婚して家庭を持ちたいと思ったかしら。

 昨日に引き続き夢みたいな事(こっちは完全に夢だけど)を書いてみました。まあね、生まれ変わりってあるとしてどんなんかわかりませんが、素材が私なら、どんなきれいに生まれ変わったとしてもハリウッド女優は無理な気がする…たらーっ(汗)

 書いてるうちに復活してきましたグッド(上向き矢印)
posted by よぎょ at 20:38| 大阪 ☀| Comment(20) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

患者の家族。

 わあ〜ん!今記事書いていたら突如エラーが発生して書いたものすべて消えてしまいました。だいぶ書き進めていたのに〜。ショック…。また消えたらもう書き直す気力がないので、メモ帳に書いています。んでちょこちょこ保存しておいて、後でブログに貼り付けます。

 さて、今日は私の加入している乳がん患者会のイベントに参加する予定でした。元気工房、といって、乳がん患者本人さんやご家族の方のお話を聞き、必要に応じてこちらの体験談を話し、お茶を飲みながらお喋りするのが主です。他にワコールのリマンマ製品の説明があったり、アロマセラピー体験をしたりもあります。

 私はスタッフではないのですが、友達とも会えるし都合がつけば出来るだけ参加しようと思っています。ところがなぜかこの月1のイベントの日は他の用事が入ってしまうことが多いのです。今回もそうでした。

 昨日1年くらい会っていない友達からメールが入り、会って話がしたい、と。しばらくぶりの私に急遽話があるってことは、きっと病気関係だと思いました。

 やはりご家族にがんの疑いが出てきたというような内容でした。ただ、その友達自身が直接Drから話を聞いたのではなく、他の家族の方からの又聞きでした。だから話の内容がよく分らないのです。

 よくインタネットの相談室みたいな所を見ているとよく分からない相談があり、それってたいてい家族や知人からの又聞きなんですよね。がんになる人はやはり高齢の方が多くて、ネットを利用するのは若い人が多い。だから例えば親のがんについて、親から話を聞いて相談してくるんでしょうね。それで相談内容がとっちらかってたり、筋が通らなかったり。意味不明の時もあります。

 だので私からのアドバイス(というほどのものではないのですが^^;)としては、まず直接Drの話を聞くこと。それまでにネットや本で調べて質問事項をまとめておく事。がんであれば転院も考えているので、良さそうな病院を探しておく事。そんなことかな。

 あと、がんは突然倒れてなくなってしまうという事はめったになくて、悪くてもあと3ヶ月とか1ヶ月とかまずそれくらいは時間があるということ、だから慌てないこと、そんなことを(偉そうに^^;)話しました。

 友達はとっても不安そうでした。そりゃあね、私も自分ががんの告知を受けた時よりも、父が亡くなったときのほうがずっとつらかった。がん患者の家族の気持ちって想像するしかないのですが、苦しいでしょうね。もどかしいでしょうね。多分本人よりもつらいことも多いと思います。

 ここを読んでくださっているがん患者のご家族の方がおられたら、聞いてください。まず、ご自身を大切になさって下さいね。それからご自身を責めないこと。あの時引っ張ってでも病院に連れて行けばよかった、などと後悔する方が多いようですが、患者も小学生とかじゃない大人であれば、通常病院に行くも行かないも自分の意思です(いろいろ事情もあるでしょうが)。家族がそんなことで自分を責めるのを患者は望んでいません。

 ああ今日も結局長くなっちゃった。私は明日から1泊で友達と京都に行ってきます。携帯から更新するつもりですが、忘れて寝ちゃうかもですから、更新なくてもご心配なく^^。遊び疲れて寝ているな、って思ってくださいね。
posted by よぎょ at 22:29| 大阪 ☔| Comment(16) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

コメントありがとうございました。

 こんばんは〜。
今日はちょっと友達のうちでお喋りしてお茶飲んできました。ちょろっと外出すると気分転換になるわ〜。

 昨日の記事にコメントありがとうございました。みなさんがそれぞれの立場でそれぞれのやり方で頑張ってらっしゃる事がよく伝わって来ました。

 生存率のこととか書いて、嫌な気持ちになった方もおられたかな?ってちょっと気になってました。でもコメント下さった方は分ってくださったようで安心しました。

 私が最初に乳がんの実質上の告知を受けた時「悪いもののようです」と言われました。「細胞の顔つきが悪い」とも。その時は「がん」という言葉は使われませんでした。こちらが受けるショックを少しでも和らげようとして下さったのでしょう。その後も度々がんを「悪いもの」と言うような表現を聞くたび、ヴォルデモートみたいだって思いました。

 「ハリー・ポッター」原作を読まれたか映画をご覧になりました?あの中の悪の親玉ヴォルデモートのことを、皆は恐れて名前を言う事が出来ず「例のあの人」と言うんです。ハリーだけが名前をそのまま口にします。まるでそれみたいって。

 がんのことも、私も「病気」って言ったり書いたりすることが多いです。「死」という言葉も使うときはちょっと緊張します。使っても大丈夫かな?って。やっぱり「旅立ち」「終わり」「最期」なんて書きます。

 生存率についても、書くと傷つく人がいそうで書きにくいです。でも全くこれを気にしないでいられるがん患者はあまりいないと思うんです。

 昨日はシリアスな事を書きましたが、暗い事を書いたつもりはありません。希望について書いたつもりです。告知後3ヶ月や6ヶ月で亡くなる同病の患者さんも少なくない中、2年、と考えるのは悲観的なことではありません。むしろ楽天的な考えだと思います。

 命にかかわる病を得た時、それからも続く日常と向き合わなければなりません。現実から逃げたくても逃げ道はありません。その時、泣いて暮らす人もいるでしょう。自分の運命をうらんで過ごす人も。何事もなかったように今までどおり暮らす人、仕事に打ち込む人、趣味に力を注ぐ人、遊びまくる人、勉強する人、穏やかに静かに過ごす人。生存率や余命だって、あえて知ろうとしない人、知ってこれからの計画や準備を進めたい人、それぞれあります。正解なんてないし、どれがえらいと言う事もありません。その人にあったやり方でやっていくしかないのです。

 昨日私が書いたのも、単に私が日々を過ごすための、私が取った方法に過ぎません。前向きなのかなー。よく分りません。私だって後戻りして過去に戻りたいけど、時間は決して逆に流れてくれないし、後ろ向いたまま時間に押し流されていくと転んじゃうし、転ぶと痛いから、やっぱり前を向いて足下を確かめて歩く方がいいんじゃないかなって思います。

 なんかとりとめのないこと書きました。今日はアホなことを書くつもりでしたが、昨日とギャップがあり過ぎますので思いとどまりました^^;。体調も上向きで、凹んでません。元気です。人間どうせいつかはこの世とオサラバするんです。だったらそれまで出来るだけ楽しく笑って過ごしたいなあって思ってるだけです^^。
posted by よぎょ at 23:58| 大阪 ☁| Comment(18) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月10日

2年。

 段々調子が上がってきたようです。まだ鼻ズルズルですし、夜は咳が出ますけど、食欲も出てきてすこ〜し匂いも分るようになってきました。せっかくの休薬期間も半分来てしまい、早く元気にならないともったいないです。

 さて、今日はちょっと重め(かな?^^)のお話を。生存率の事とかも書きますので、嫌な方は飛ばしてください。

 私にはスキルス胃がんの入院中も退院後も、予後についてDrからのお話は一切ありませんでした。良いとも悪いとも言われませんでした。私からもききませんでした(きけませんでした)。でも退院後、それでは今後どんな心持で日々を過ごせばいいのか気持ちの落ち付け所が分りませんでした。なので、退院する時、自分で自分の余命を2年、と決めました。

 自分の予後を、出来るだけ冷静に、客観的に考えようと思いました。完治だけを信じて日々を頑張っていけばいいのかもしれませんが、何の根拠もなしに完治だけを信じきることは私には到底出来ませんでした。それだけのいい材料がありませんでしたから。

悪い材料。
卵巣に既に転移のあるステージ4だった。
胃がんの本(「いちばんあたらしい胃がんの本」)に「女性の場合卵巣に転移すると非常に厳しい経過となる」と書いてあった。
胃がんの中でも悪性度が高く進行がとても早いスキルスタイプであった。
手術して目に見えるがん細胞をとりきれても、再発率は高い。

良い材料
手術が出来た。目に見えるがん細胞を取りきれた。
手術時、腹膜播種が見られなかった。
余命宣告を受けなかった。

 5年生存率も調べまくりました。施設によって大きく変わりますが、概ねステージ4だと10%内外だと思いました。私の通っている病院ではステージ4で8%。スキルス胃がん単独の5年生存率は探しても探しても見当たらず、かろうじて見つけたのは大阪成人病センターの少し古いデータ。ステージ4で5%でした。
 
 生存率なんてただの過去のデータに過ぎないってよく言われます。その通りだと思います。でも自分とは無関係だとは全く思えません。私だってスーパーマンじゃない、普通の人間で、これからの生存率のデータに含まれる一人です。私だけが特別だなんて考える根拠が見つかりません。

 それに、私にとって生存率を知ることは、これからの人生を前向きにやっていくためにどうしても必要なものでした。あえて知らないことで前向きになれる人もいるでしょう。ひとそれぞれです。でも私は自分の立っている場所の状況を知らないと歩き出せませんでした。

 それらの材料を総合して、ちょっとおまけをつけて、自分の余命を2年と見当をつけました。そして、最初の1年でやりたいこと、行きたいところへ行って、次の2年目で、1年目にやりそこなったことをやろうと決めました。

 もう一度同じ季節が巡ってくると考えるのは気分が軽くなるものでした。1年目、チューリップ畑に行こうとして行きそびれましたが、来年があると思えば気持ちが楽でした。そうして2年目の春、チューリップ畑を楽しんできました。

 個人を特定されないために今まで書かなかったのですが、過日術後2年(胃がんの方)を迎えました。そしてまだ元気です。思いがけない事です。これからの人生は贈りもののようなものです。大切に味わっていきたいと思っています。 

posted by よぎょ at 21:33| 大阪 ☀| Comment(28) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

将来の夢。

 微熱が下がりません。でも上がりもしません。咳、鼻水、鼻詰まりの「風邪の諸症状」が出てまいりました。みなさま化学療法中でも風邪薬って飲まれます?主治医はいいよ〜♪って言ってましたがやっぱりなんか不安で飲めません…。たいしたことはないのですが、なんだか不調〜ってのが長く続いていい加減にして欲しいです。

 ベッドでいろいろ考え事をしていました。こんな事になるなんて、予想もしなかったな〜って。

 子供の頃山口百恵の「赤い疑惑」とか見てましたからね。10代で難病なんてなんとなくロマンティック〜なんてバカな事も考えました。病気のつらさを全く分ってなかったんですね。そして私は健康なこどもだったので、自分が病気になるなんて思ってもいませんでした。

 先日のニュースで見たのですが、第一生命保険が全国の小学生以下の子供を対象に実施した「大人になったらなりたい職業」の調査結果で、トップになったのは男の子は「野球選手」女の子は「食べ物屋さん」なんだそうです。

 男の子はここの所トップが「サッカー選手」と「野球選手」ばっかりで、女の子は10年間ずっと食べ物屋さんなんですって。そういえば友達の愛娘6歳児ピノコちゃんも以前は大きくなったらケーキ屋さん、それも販売じゃなくて作る方、パティシエンヌになりたいと言ってました。今は絵本作家なんだそうで。

 男の子の2位はサッカー選手、3位は学者・博士だそうです。これはどれも実現が難しいでしょうね〜。アウトドア型の少年はスポーツ選手、インドア型は学者なのかな。

 女の子は2位が幼稚園・保育園の先生、3位が看護師さんです。まだ男の子に比べて現実的ではありませんか。

 私はと言えば…あまり将来何になりたいとか思いませんでしたね。よく学校で大人になったら何になりたいかって書かされましたけど、その時その時で適当に書いていました。学校の先生とか、ピアノを習っていたのでピアノの先生とか、デザイナーとか…。

 でも中学校に入って図書係をやって、将来の夢を定めました。それは「図書館司書」です。私は本が好きで、読むだけじゃない、本屋さんに行ったり本の背表紙を眺めたり手にとってパラパラめくるなんてことも好きです。大学でも司書の資格を取りました。でもね、図書館司書って求人が少ないのです。競争率もすごいの。試験受けたけど、ダメでした。中学以来の夢は叶いませんでした(それほど努力もしてなかったから当然ね〜)。

 妹は漫画「キャンディ・キャンディ」の影響で、看護婦(当時は看護師さんとは言わなかった)さんになるー!!って言い張っていました。私たちは「どうせ漫画の影響やろ」ってバカにしていましたが、やっぱり漫画が終わるとそんな気がなくなったようで、今は全然違う仕事をしています。
 
 将来についていろんな希望を持ち、いろんな想像をめぐらせていましたが、中年になっても独身でがんになって闘病するなんて考えた事ありませんでした。一昔前(?)、勝ち組、負け組なんて言葉が流行しました。バカな事だと思います。人生に勝ち負けなんてあるわけないやん?でももしそれで言うなら私は完全に負け組みですね。だけどこれでも結構幸せなんですよね〜。

 私たちは、どんなに願っても、どんなに努力しても叶わない夢があることを身をもって知っています。軽々しく「夢は必ず叶うよ!」とか「あなたの夢にチャレンジ!」とか言われると不快になることもあります(心狭いですね〜^^;)。でも出来るだけ沢山の、人の夢が叶いますように。

 皆さんは大人になったらどんな職業につきたいと思っていましたか?そしてそれは叶いましたか?

 
posted by よぎょ at 21:48| 大阪 | Comment(24) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

また微熱出ちゃいました。

 休薬4日目に入るってのになんでこんなにだるいんだろう。おなかもヘンな風に痛い。これはついに来たのか…ってびびっていました。でもなんか熱っぽいので計ったら37度4分。また微熱出ちゃってました。ずっとのどが変だったし、風邪かなあ。

 先日微熱が出てからどうも調子が上がらなくて、抗がん剤のせいだと思っていたけれど、風邪だったのかも。抵抗力が落ちていて治らないのね。

 子供の頃は熱に強かった。37度台では気づかず、なんか変だと思って計ってみると38度を越えていた。でも大人になって勤め始めると、微熱でも気付くようになった。微熱の時点で風邪薬飲むなりしていれば大事に至らずに済む。体調管理も大事な仕事の一部ですもんね。

 私は健康なこどもでした。季節の変わり目に軽い風邪を引いて熱を出す事はありました。でもそれは人並みの事であって、おおごとになったことはありません。勤め始めてからも、バセドウ病で1週間ほど休んだ他は、病気を理由に勤めを休んだ事一度もありません。あ、がんになるまで、ね。

 仕事していてしんどくってしんどくって仕事終わって職場の救急箱から体温計出して計ってみたら39度あった時もありました。でも帰宅して葛根湯飲んだら翌朝には平熱に戻りました。

 私の愛用の風邪薬は葛根湯とプレコールです。葛根湯は私にはすごく効きます。たいてい即効熱下がります。熱下がったからって治ったわけじゃないんでしょうけど。プレコールは効いてるのかどうか分らないんですが、副作用もないので飲みます。

 巷ではパブロンが効くと聞きますが、これは私には合いません。一度夜寝る前に飲んだら夜中にひどい胃痛が起きて、救急車を呼んでもらおうか真剣に悩みました^^;。2時間くらいで治まりましたけどね。で、何ヶ月か経ってまた風邪ひいたとき、前回は食後すぐにのまなかったからだな、と思って夕食後に飲みました。そしたらまた夜中にひどい痛みが…。今回は2時間ほどで治まるのを知っていたのでひたすら我慢しました。それ以来私はパブロンは飲みません。

 みなさん自分流の風邪時の対処法をお持ちなんでしょうね。薬もお気に入り(?)のがあり、とにかく暖かくして寝る!とか人参ジュースを飲む!とか生姜湯を飲む!とか。私は特にないなあ。葛根湯を飲む!くらいしか。

 風邪薬飲んでもいいのかなあ。前に主治医に聞いたら別にいいよ〜♪っていつもの軽いノリで言ってたけど。葛根湯飲んでもいいか聞いたら、あれよく効くねえ〜病院で出す薬よりよく効くよね♪とも言ってたし。

 寒気がするのでコタツ上げるの中止して、今コタツに入ってPCいじってます(PC、コタツの上にあるのよ〜)。今夜は早めに寝なくちゃね。皆様もきっと連休で遊びつかれていつもと生活リズムが変わっているでしょうから、ぼちぼちと通常モードに切り替えて、体調を崩されないようにお気をつけ下さい(自分が一番不注意なんだけどさ)。
posted by よぎょ at 20:53| 大阪 ☁| Comment(19) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月05日

男の子・女の子。

 ふ〜。今日も今日とてだるいです〜。体にずっしり重しを乗せられているみたいです。昨日、投薬もあさってまでって書きましたが、間違いで、水曜日までです〜。でもまあ、いつもの事なので大丈夫です。体調の変調の方が怖いから。

 お雛祭も終わりましたね。うちにも七段飾りの雛人形があるんですが、ここ数十年出してません。こういうものは年に一度は出してやらなきゃならないって聞きますが、ここまできたら、虫食いとか黄ばみとか酷いかも知れませんね。怖くてますます出せないよ。

 子供の頃出していた雛人形、五人囃子や三人官女の小道具が面白くてそれで遊んだりしましたね。お雛様って出して飾るのは面白くて手伝いましたが、片付けるのが面倒でね…。いつも3月頭くらいに慌てて出して、3月一杯出しっ放し。私と妹がいつまで経っても結婚できないのはこのせいか??

 でも本当は家の中に飾るお雛様より、空を泳ぐ鯉のぼりが欲しかったのでした。自分は女の子だから雛人形だ、と子供ながらに理解しておりました。弟は別に興味がなかったらしく欲しがらなかったので、うちには鯉のぼりはありません。

 子供の頃、リカちゃん人形を持っていて、リカちゃんハウスもありました。テストで100点を取ったらリカちゃんの着せ替えの洋服を1着買ってもらえる約束を母と取り交わしていました。

 妹もいたせいで結構長く魔法使いものアニメを見ていました。「魔法使いサリーちゃん」とか「魔法のマコちゃん」「魔女っ子メグちゃん」「魔法使いチャッピー」とか。

 同時に、弟もいたのでヒーローものも見ていました。ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズです。他にキカイダーとかシルバー仮面とかアイアンキングとかマグマ大使とか8マンとかさ。好きでした。

 特に怪獣が好きで、小学館の学習雑誌の付録についていた怪獣事典だとか怪獣カードとか怪獣シールとか宝物でした。怪獣の身長体重とか武器とか弱点とか暗記していました。

 「変身!トオ!」とか、怪傑ライオン丸のまねをして「風よ!光よ!トオーッ!忍法獅子変化!」とか叫んで丸めた新聞紙を刀に見立ててを椅子から飛び降りたりして遊びました。

 でもままごとも着せ替えもして遊んでいたし、ミニカーでも遊びました。女の子だからこうだとか男の子だからああだとか、どんなもんなんだろう?と思います。ただ、子供心に、私は女の子だから、という意識はありました。やっぱり女は女に生まれるんじゃなくて、女になるんですね。

 もし私に子供がいたらどうしたろう?もし女の子で鯉のぼりが欲しいと言ったら?男の子で雛人形が欲しいと言ったら?私は買ってやることが出来るだろうか?

 生まれ変わるとしたら男女どちらがいい?ってアンケートがありまして、それによると男の多くは次も男に、女の多くは次も女に、って思ってるみたい。みんな結構今の自分を気に入っているのね。私は?どうかなあ。生まれ変わるとしたら、海遊館のお魚がいいなあと思っているので、オスでもメスでもどっちでもいいかな^^。
posted by よぎょ at 23:53| 大阪 ☁| Comment(18) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

みんな元気でいてほしいな。

 夕べあんまりしんどくてだるくて、コタツに入ってPCで遊んでたんですが(うちのPC、コタツの上に乗ってるの〜)、ベッドにあがるのさえたるくて、それでも階下に降りてお手洗いを済ませて寝ました。起きたら昼前で、11時間くらい寝てしまいました^^。

 そのおかげか、起きた時はまあまあ体はそんなに重くないかな?って感じだったんですが…。う〜だるいよ〜。しんどいよ〜。な〜もやる気が起きないよ〜。う〜やっぱりTS-1様は強力であらせられる…。

 今日はちょっと、このブログの過去のコメントをいろいろ読み返していました。一時コメント欄で交流していた方で、長くご無沙汰になっている方が結構おられました。どうしておられるのかな。

 具合が良くなって、もうあまり病気の事を考える必要がなくなって、来られなくなったのならいいな。他に居心地のいい居場所(ネット上でもそうでなくても)が見つかったのでもいいな。元気になっていろいろと忙しくなってPCで遊ぶ時間がなくなったのでもいい。

 以前、ある掲示板で仲良く交流していた再発乳がん闘病中の方がいました。私が乳がんを告知された時に、最初に励ましのメッセージを下さった方です。住所も本名もメアドも知らず、ただ掲示板でだけのお付き合いでした。明るく思いやりがあり、みんなに愛されていました。

 その方は、段々と厳しい状況になり、脳転移して放射線をやる事になった、一時は取り乱したけれど頑張る事にした、って書き込みを最後にその掲示板への書き込みは途絶えました。

 それから2年以上経ちました。その方のことを今でも時々思い出します。やっぱり考えたくない事を考えてしまいます。でも、元気になったのかも!元気になって、もう病気の事は考えたくないって書き込みをやめたのかも!そんなことはあの方らしくないけど…でも無理やりにでもそう考えたい…。

 今、コメントを下さっている皆さん、以前下さった方々、コメントしなくてもここを読んでくださっている方々、それ以外の方も、みんな元気で笑っていてくれるといいな。

 だるいですけど、痛いわけじゃないし、投薬もあさってまで、一番しんどい時期なので、いつものことなんです。だから心配要りませんよ〜。食べ過ぎてしんどいってのもあるんです^^;。食欲無いんですけど、食べ始めると結構食べられて、食べすぎちゃいました。昨日ちょっと歩いただけで筋肉痛だし…。ほっといても薬が抜ければ元気になるので、もうちっと頑張りまっす。

 
posted by よぎょ at 23:58| 大阪 ☀| Comment(20) | TrackBack(0) | 心・思うことなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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