2007年12月09日

1-3 告知の日、告知の後。

 今日も家に引きこもっていました。来週はぐっと冷え込むから今週中に大掃除するのがお勧めだとかTVで言ってたと母が申しておりましたが…。全然です。体調はちょい悪くらい。動こうと思えば動けます。でも動かないの〜。怠け者め!

 さて、今日もネタがないので昨日の続きを。タイトルの1-3ってのは、カテゴリ「1.入院前日まで(乳がん編)」の1の3回目だから。最初の「そもそもの始まり」が1-1だったわけですね。このほうがわかりやすいかなと思って番号振ってます。

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 病院から明るい外へ出て、とにかく頭がぐるぐるして、どうしていいのか分かりませんでした。このまま予定通り職場の研修会に出席するか、家に戻るか。でも家には両親がいます。事情を説明する気にはとてもなれません。研修会にすぐに向かう気にもなれませんでした。

 私はふらふら歩いて、ちょっと離れた図書館へ向かいました。そこで乳がん関係の本を何冊か借りました。それからベンチでしばらく座っていました。何本かメールを入れました。しこりを見つけてから、検査を受ける病院でお勧めはないか尋ねていた友達(おさななじみのピノコママ)、そして妹へ。

 とりあえずは研修会に向かおう、そこには私の知っている唯一の乳がん経験者の先輩がいるのです。会って話を聴いてもらおう。

 私はバスに乗らずに駅までの道をふらふらと歩きました。涙をぬぐいながら。研修会場までは電車を乗り継いで行かなければなりません。途中で昼食を取りました。ホットドッグを食べたことまで覚えています。本屋で乳がんの本を購入しました。

 かなり遅れて研修会場近くの駅に到着しましたが、お腹が痛くなってお手洗いに飛び込みました。精神的なものだったのか、お腹を下してしまいました。

 研修所についた時先輩に早く話を聞いて欲しかったけれど、講演会の最中で、しかもやたらと当ててくる講師だったので、講演を聞く気にもなれず、当てられては困るで身を小さくしていました^^;。

 講演が終わって夕食交流会までの自由時間、二人の仲のよい先輩(うち一人が私より2年ほど前に乳がん告知を受けていました)に話を聞いてもらいました。交流会では長く会っていない他の営業所の友人に何人も会ったのですが、楽しく会話する余裕のなかった私は、合わせるのに苦労しました。

 そのまま宿泊する先輩二人に駅まで送ってもらい、駅のベンチでまた話をし、別れて帰宅の途につきました。

 と、そこまでは鮮明に覚えています。でもその先は全然覚えていません。なんとか普通の態度で両親に接したのでしょう。妹からのメールにも、検査結果が出てはっきりするまでは両親には話さない方がいいと書いてありましたし、私もそう思いましたから。

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 ハイ、告知を受けた日の後半でした〜。この日のことはすごく覚えてますね。今も結構すらすらと書けました。昨日の晩御飯はなかなか思い出せないのにね^^;。

 
 遅ればせながら、紅白歌合戦の出場歌手の一覧を見ました。すぎもとまさとって誰?馬場俊英って?℃-ute 中村中って誰よ?寺尾聰って今年ヒット曲出したの?中村美律子って演歌歌手?なかむらみりつこって読むの?

 私は絢香、大塚愛、中島美嘉、平原綾香あたりの区別もつきません。コブクロとかスキマスイッチとか(紅白出ないけど)ゆずとか、スピッツとミスチルとか、この辺の区別もつかないです。ジャニーズで全員名前と顔が一致するのはTOKIOまで。V6だと半分くらいしかわかりませんねえ。嵐で分かるのは桜井君だけ〜。それ以下では一人もわかりませーん。でも、紅白は多分見ますよ〜♪
posted by よぎょ at 20:02| 大阪 ☀| Comment(16) | TrackBack(0) | 1.入院前日まで(乳がん編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月08日

1−2 告知。

 今日もなんとな〜くだるくて家でゴロゴロしています。部屋の掃除しろよ〜と自分で思うんですが、どうもダメ。いかんなあ。

 さていよいよネタがないので、自分の病歴の続きを書きます。1回目は11月25日。カテゴリ「入院前日まで(乳がん編)」でも検索できます。

 さて、運命の^^;土曜日がやって来ました。その日は職場の研修会のようなものに出席する予定だったのですが、午後から遅れていくことにし、両親にだまって一人で病院へ行きました。どうせその日は検査の予約か検査だけで、結果が分かるのは早くて一週間後だと思っていました。

 私を迎えてくれたのは女医さんでした。私が左胸のしこりを示すと、どれどれという風にしこりに触れ、すぐに顔色を変え、エコーしましょうと言われました。

 私は事前のネットでの学習で、まずはじっくりしこりの触診があるって読んでいたのですが、このときの触診は一瞬で終了でした。そのくらい分かりやすいしこりだったのです。

 奥のベッドに横になり、Dr自らすぐにエコーをしてくれました。中堅病院だからなんでしょうね。今私の行ってるような大学病院ならその場ですぐにDr自らがエコーなんてなかったでしょう。Drは心なしか硬い表情で黙って検査を進めます。

 それから、針生検なんでしょうか、パン!と音のする器具で細胞を採られました。まず麻酔。胸に針を刺されるなんて初めてです。生検の時はやっぱりちょっと痛い気がするし何より気持ち悪い…。ここでDr初めて笑顔を見せて「これ、イヤでしょ〜」って言ってくれたんです。ホッとしたことを覚えています。

 検査が終わって看護師さんが「先生からお話がありますからこちらへどうぞ」と服を調える私に言いました。向きあっって座った私にDrは言いました。

 「まだ検査の結果が出るまではっきりとは言えませんが、悪いもののようです」

 これが私の事実上のがん告知でした。言われた瞬間に思ったのは「やっぱり」。でもすぐにえ?なんで?ウソでしょ?がん告知って、家族にするものじゃないの?こんな簡単に本人に告げるものなの?

 私はその頃はがん告知は家族にして、本人には告げないものなのだと思っていたのです。いずれにせよ即日告知されるとは思ってもみなかった私にとってそれはまさに不意打ちでした。

 Drは乳がんでも今は全摘でなくて温存もあるし、その場合は放射線治療が必要になり、ここにはその施設がないから紹介状を書く。この近くなら○大病院か△大病院になる。などということをぱんぱんと言われ、付け加えるように「検査の結果何もなければいいんですけどね」と言いました。

 来週結果を聞きに来るように言われ、看護師さんがでは会計の前でお待ちください〜とあまりに普通に言い、私は思わず「今日はこれで終わりですか?」と聞きました。看護師さんは「ハイ!」と明るく(そんな気がしたの)言い、私はあっけなさに笑ってしまいました。そして心の中で、あ、私笑ってる…って思いました。

 会計の順番待ちをして座っている間、体に震えが来ました。私、今がん告知を受けたんだ…私は癌なんだ…がんなんだ…がんなんだ…。どうしよう、私はがんなんだ…。会計は5800円。病院の外に出ると空はまぶしいほどの青空でした。

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 こんなことろですかね。本当に長い一日でした。その日のことは結構細かいことも記憶しています。それまでの人生で一番長い一日だったんです。今現在で、一番長い一日は、父が亡くなった日ですけどね。

 なんだか気分が沈みがちで、時間があるといらんことばっかり考えてしまいます。落ち込んでても時間がもったいないだけなので、YOU TUBEでお笑いを見ています。このごろは妹のお勧め藤崎マーケットが気に入って見ています。で、洗い物してる時とかついつい「ナントカカントカでエクササ〜イズ 123ラララライ!」と口ずさんでしまいます^^。

 今日の吉本新喜劇も「せやねん」(こちらのTV番組)も面白くて、結構笑って暮らしております。明日は「横丁へようこちょ」見なきゃ〜!!
posted by よぎょ at 20:32| 大阪 ☁| Comment(17) | TrackBack(0) | 1.入院前日まで(乳がん編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月25日

そもそもの始まり。

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 今日は家でおとなしくしております。家にいるとなんだかだるいです。くたびれてるのとちょっと風邪気味みたいです。

 さて、ネタがないときに書こうと思っていた、闘病記(?)を順を追って書こうと思います。私は乳がん→スキルス胃がんだったので、乳がんから書きます。個人を特定されないため、年月はウソを書きます。すみません。

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 1.そもそもの始まり。

 200○年○月1日(ウソ日です)、休日。ベッドで寝そべっていてなにげなく下着の下を掻いていました。すると!左胸に何か大きな塊がある…。びっくりして飛び起きました。これは…何?私が見つけたそれは、初めから禍々しい硬いはっきりとしたかたまりでした。

 すぐにネットで調べました。まさか乳がん?まさか…。いろんな点で、私は自分の左胸のしこりを「繊維線種」ではないかと自己診断しました。痛みがなく、乳腺症ではなさそうだったので。

 すぐにでも病院に行きたかったのですが、その日は休日だし、平日に休みを取ることも難しかったので、土曜に開いている、近所の中規模病院に行くことにしました。

 それまでの一週間、普通に仕事に行っていましたが、怖くてしょっちゅうこっそり左胸のしこりを触っては「確かにある…」とおびえていました。胸にしこりがあっても90%は良性のものだと掻いてあったのを思い出し、大丈夫だと自分に言い聞かせながら、もしかして、とう思いも捨てられず、もんもんとして過ごしました。

 私には乳がん治療中の以前の職場の先輩が一人いました。その時はびっくりして、乳がんの自己検診をしてみましたが、その時だけに終わっていました。当時もっと真剣に考えてきちんと検診していたら…。一生の不覚だと、後から思いました。

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 今日のところはこんなところで。写真は昨日の湖東三山か永源寺のどれかです^^;。デジカメ写真をどうにか圧縮しようと思って、ペイント使ったんですが、うまく行かなくて…。仕方ないのでデジカメの写真をPCに映して、それの画面をデジカメで撮影しました〜^^;。どうやれば圧縮できるのよ〜??
posted by よぎょ at 21:48| 大阪 | Comment(14) | TrackBack(0) | 1.入院前日まで(乳がん編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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